5歳児 年長『お買い物ごっこ』

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 子どもたちが大好きな遊びの一つ、ごっこ遊び。

皆さんも幼児期にはヒーローになりきっていたり、お母さんを真似てお人形のお世話をした経験はありますか?

 子どもたちが何気なく遊んでいる活動のひとつですが、その中には奥の深い世界観があるのです。

ごっこ遊びの中で育まれることを少し、挙げてみたいと思います☆

1.創造性

 ごっこ遊びでは、子どもなりに場面をイメージしながら遊ぶために、想像力や発想力を育むという【ねらい】が挙げられます。また、ブロックや積み木をご飯に見立てたり、遊びに必要なお家やおもちゃなどを作ったりするなど、必要に応じて道具を用意するという創造力にもつながります。

 ごっこ遊びを通して現実と虚構の間をいったりきたりすることで、イメージを形にする力や、想像をお友だちと共有する力が磨かれていきます。

2.社会性

 おままごとやお店屋さんごっこでは、身近な日常生活における役割を認識するようになり、社会のルールや場面に適した言葉遣いを学ぶという【ねらい】があります。

 また、ごっこ遊びを通して小さな社会活動を体験するため、決まりの必要性を遊びの中で実感するシーンなどもあります。

3.協調性・コミュニケーション能力

 ごっこ遊びには、ゼロから子ども同士でイメージを膨らませて共有しながら遊ぶことから、協調性や言語能力を育むという役割もあるかもしれません。

年中、年長あたりになると、子ども同士で決めたルールを守ったり、ごっこ遊びを続けたりという【ねらい】に向かって、みんなで協力する姿勢を遊びの中で自然に学んでいくでしょう。

4.思考力

 ごっこ遊びの中で『もっとこうしたい』とイメージを形にするために試行錯誤する姿もでてきます。そうした工夫や模索をすることで、子どもの思考力の芽生えにつながっていくのです。

 また、ごっこ遊びの対象をじっくりと観察し、遊びの中で思い出しながら再現するという過程が、子どもの記憶力を養う事にも結び付くといえるかもしれません。

5.心理的な発達

 何者かになりきって、他社の立場での振る舞いを考えるごっこ遊びは、子どもの情緒面の発達にも役立つといわれています。他社の立場を経験することで、『お母さんはやることがたくさんあって忙しい』『お店屋さんは、お客さんにありがとうと言われたら嬉しい』など、他の人の気持ちに気づくきっかけになるかもしれません。

『自分と他の人では感じ方が異なる』『現実と虚構の区別』

といった事を実感するうえでも、ごっこ遊びには大きな効果がありそうです。

 さつま幼稚園でも学年ごとにテーマを決めて、学年ごとに『お店屋さんごっこ』が行われました(^^♪

今回載せるのは、5歳児年長さんの姿です📷

今回のテーマは、『くら寿司 佐津間店』

 活動の中で、『どんなお店を開きたいか?』『そのためにはどんなものが必要になってくるか?』『誰が担当して作るか?』など、他にもたくさんの課題をお友だちと考え、先生たちは5歳児ならではの【ねらい】を定めて、展開していったことでしょう(*^^)v

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